日別アーカイブ: 2014年10月17日
突如250ccのビッグスクーターを頂く話になったので、昨年に続いて免許取得計画が勃発。
今回もお金と時間の節約のため、府中で飛び込み試験コースです。
限定解除
免許としては、普通二輪小型(125)AT限定→普通二輪(400)AT限定つまりAT限定はそのままで、小型の限定を解除するというもの。
やることは、試験場で400cc ATの技能試験を受けるだけ。
とはいえ、前回は長年乗っていた50ccから125ccで、試験車両(Address v125)の車格はむしろそれまで乗ってたZZより小さいくらいだったので法規走行さえきちんとできてれば一発で取れましたが、今回は試験車両が400cc(Silverwing GT、今回試験時)とまったく未知の世界。
そんなわけで結果的に試験場で車両に乗るのが練習っぽくなってしまい、結局6回目での合格と相成りました。
試験レポート
不合格5回の内訳は、一本橋脱落が3回。だってSilverwingって250kgもあるから体が慣れてない。
残りの不合格その1:一本橋を捨てる作戦で4秒強でクリア、スラロームも11秒ほど(一本橋=3秒不足、15点・スラローム=3秒超過、15点)。後の説明で「この時点で30点減点なので、残りはノーミスで行かないとダメだった」とのことですが、山を下りた一時停止からS字に入る左折を左に寄せずに大回りしてしまい、さらに駄目押しで黄色信号も突っ切ってしまったので点数アウト。
しかし急制動までやらせてくれたので、大分感覚がつかめました。
(急制動の後に発着点に呼び戻されても、急制動自体がダメなわけではない場合もあることがわかりました。このとき急制動は42km/hで入っててOKでした)
残りの不合格その2:一本橋6秒、スラローム9秒で10点減点。難関を残り90点で切り抜け、この日は最後まで完走できました。
がしかし、試験車両からアクセルオンで〝キュルキュル〟って音がするので踏切の音と勘違いして気を取られてて、踏切の後の障害物回避のときに対向車が来ているのにそのまま進んでしまっていて(対向車がいるので車線を変えられずに障害物の直近を通過)、点数としてはここで20点減点?それとS字を出た左折でふらついてしまったので、「次回頑張ってね」ってことでした。(対向車がいるのに障害物を避けようとした箇所は特に「あれは危なかったよ」と強調された)
合格の日:「課題が若干惜しかったのとスタートから横断歩道を超えて最初の左折で若干寄せが足りなかったけど、それ以外はOKでした」とのこと。一本橋は渡りきったところで5秒ちょっとの表示だったので、一本橋はとりあえず渡ってその後に集中するのが吉でした。
技能試験ポイントメモ
一緒に受けた人たちを見てると、合図から3秒とか30m手前とかはメジャーなので結構みんなやってるのですが、試験官から他の方への試験後の説明を聞いてると、何度となくこんな指摘がありました。
- ブレーキの指が二本になってた
- 脚が開いてるのでつま先を正面に
- 発進のときに合図を出してない
- 右左折時に寄せが足りない(大回り)
- 出せる場所で速度が出ていない(終始ノロノロ運転)
特に「速度を出すべきところでは出す」というのは試験前の説明でも言われることで、「道交法では安全だけでなく円滑も大事」「常にゆっくり走るだけでは他の車の迷惑になることも」「規制速度内で、安全なところでは排気量に応じた速度を出してメリハリのある運転を」というのは6回の受験で毎回必ず言われていました。
また、私が指摘された中では
- 交差点に入る直前に信号が黄色になったら、そのまま突っ切らずに停止線を超えていても止まって脚で停止線まで後退する。実際の公道なら黄色信号通過は違反にならないかもしれないが、試験場では法令遵守の意識があるかないかが問われる(=仮に少しオーバーしても止まれるくらいの速度と安全確認が必要ということ)
といったこともありました。
それと、合格の日に特に気をつけたのは、他の受験車両を気にすること。以前に(自分の走行で手一杯で)対向車両を無視して「危険」とみなされたので、この日は3回ほど右左折の際に近づいてくる車両を止まってやり過ごしました。たとえ試験コースでは手前で曲がってこちらの目の前を通過することがないとしても、実際の道路では直進してくることもある(ウィンカーが出てても障害物回避の車線変更かもしれない)ので、動向を見極めてから発進するように心がけ。安全のためなら止まっても減点どころか(試験官の心証としては)評価されるのですから、これは良かったのかと思います。
それと、ブレーキに関しては「バッチリ、上手でした」といわれたので書いておきますと、
- 人差し指と親指はハンドルを握ったまま、ブレーキレバーは中指、薬指、小指の3本をパッと出して握る(これだと結構力が入るので急制動も楽。スポーツサイクルのように人差し指と中指の二本でかける癖がある場合は普段乗りから矯正した方がいいです)
- 止まりたいちょっと手前から「グーッ」離す「グーッ」離す「グーッ」止まるって感じでポンピングブレーキをかけます。最初の「グーッ」である程度減速したら、意識してブレーキランプを一瞬消すようにレバーを離し、次の「グーッ」でほぼ減速、もう一度ブレーキランプを消す意識で一瞬ブレーキを離し、最後の「グーッ」でゆっくり止まる、という流れ
- ポンピングブレーキはしっかり採点されるようです
江東→鮫洲→鮫洲場内たらい回し事件
ちなみに、四輪の免許しかなかった昨年は、府中での試験の最初の予約は江東試験場でできました(一度府中で受けると落ちた時の次回の予約は府中でOKなので技能コースから予約窓口に直行して予約して帰る流れ)。
そこで、警視庁のホームページの「お知らせ」にある「江東運転免許試験場で無人受付機を使用して、府中運転免許試験場での技能試験・審査の申請受付ができます。」を再度確認し、江東試験場のテレビ電話で府中の人と話すと、「限定解除の申請は鮫洲か府中でしかできません」とのこと。
ホームページにも端末にもそんなことは書いてないけど、そういうのなら仕方がないのでその足で鮫洲まで行きました。(後で検索したら「広報けいしちょう第52号web版」という単発の告知に「仮免許、限定解除を除く」ってしっかり書いてやんの。レギュラーページにもきちんと書いてほしいわ)
で、鮫洲に行きますと、
総合受付「(しばらく考えて)2階の○番に行ってください」
→エスカレータまで追ってきて「違いました、1階の■番へ」
→■番窓口「限定解除?▲番じゃない?」
→▲番の人「限定解除の申請は…2階の○番です」
って、、ね。
今回の費用
125AT→400ATの限定解除にかかる費用は基本的に試験一回につき手数料3,100円のみ。
ざらっと調べると、教習所に行った場合は最安で5万円弱、相場としては7〜9万円くらいかかりそうなので、一発試験なら15回くらいは落ちても安い計算になります。
今回は6回で18,000円かかりましたが、まあ御の字でしょう。
また、免許も裏書きだけなので、はじめて普通二輪を取った時のような再発行的な費用もありません。(次回更新時に表面の印字から「小型に限る」の文言が削除されるまでこのまま)